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1時間足と日足でコストの重さは何倍違う?14銘柄を検証してみた

時間足で取引コストの重さはどれだけ変わるか検証してみた

結論:取引コストの重さは、1時間足では日足の約5倍でした。14銘柄の中央値で、1回の往復コストは1時間足の値動きの幅の 13.0%、日足では 2.4% です。短い足で売買する EA ほど、コストに利益を削られやすくなります。

なぜ検証したか

スプレッドや手数料は、1回の取引で払う「金額」がほぼ決まっています。一方で、1本の足の値動きの幅は、時間足が長いほど大きくなります。だから同じコストでも、短い足ほど「重く」なるはずです。それが実際にどのくらいかを測りました。

検証の方法

結果

時間足ごとの往復コスト÷ATRの棒グラフ。14銘柄の中央値で1時間足13.0%、4時間足6.5%、日足2.4%
14銘柄の中央値。銘柄ごとの値は下の表
往復コスト ÷ ATR1時間足4時間足日足
USDJPY9.6%4.7%1.7%
GBPJPY8.1%4.0%1.5%
EURCHF(14銘柄で最も重い)19.0%9.6%3.7%
14銘柄の中央値13.0%6.5%2.4%

これが何を意味するか

たとえば、損切りと利確を同じ幅に置く EA を考えます。コストがゼロなら、勝率50%で損益はトントンです。1時間足を基準にコストを入れて計算すると、トントンになる勝率は約52.4%に上がりました(運営者の検証環境での値)。

「勝率を2〜3%上げる」のは、簡単ではありません。短い足の EA が、バックテストでは勝てても本番で負けやすいのは、この差が効いているからです。

EAを作るときのヒント

この検証の注意点

この記事は、運営者が自分の EA 開発のために行った検証の記録です。特定の取引をすすめるものではありません。

よくある質問

短い時間足のEAが勝ちにくいのはなぜですか

スプレッドや手数料は1回ごとにほぼ一定の金額なのに、短い足ほど1回の値動きが小さいため、コストの割合が大きくなります。この検証では、14銘柄の中央値で1時間足のコストの重さが日足の約5倍でした。

ATRとは何ですか

Average True Range の略で、一定期間の足の平均的な値動きの幅です。EA では、損切りの幅や、ボラティリティ(値動きの大きさ)の目安に使われます。

公開 2026-09-15/更新 2026-09-15